ADHDの人は他人の話を聞けない・・・なぜ?対策は?

ADHDの特徴のひとつに、「他人の話を最後まで聞くことが出来ない」ことが挙げられます。
なぜそうなんでしょうか?
特徴とその理由、対策についてまとめてみました。

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聞かないのではなく「聞けない」

ADHDの傾向がある人は、決して「聞きたくない」と思っているわけではありません。
ただ、「聞けない」原因があるのです。

このことには、ADHDの「不注意」と「衝動性」、そして脳のとある特徴が関わっています。

ボーッとしてしまう

ADHDの大くくりの症状のひとつに「不注意(注意散漫)」があります。

ADHDの人の脳は、軽度の機能障害があるのですが、そのことで、日中であっても覚醒レベルが低くなり、脳がボーッとしてしまい集中力が続かないのです。

覚醒レベルは、睡眠不足など体調によって日々変動します。
ある日は注意力があって会議についていけても、次の日は話が聞けない状態になるのです。
このことは、周囲から評価を下げる原因にも繋がります。

思いついたことを話してしまう

ADHDの人はその場で思いついたことを後先考えずにすぐに決断して行動したり発言する傾向があります。

この「衝動性」については、大人になってもなくならない症状だと言われています。
ですので、大人でも悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

時には人の話を遮って自分の言いたいことを言うため、相手から良く思われない可能性があります。

「あ、リス!」

これは海外のADHDに関するジョークです。
全く違うことを話しているのに、つい目の前に現れたリスに注意を取られ、「あ、リス!」と会話を遮ってしまうADHDの特徴を表しています。
海外ではリスは鳩ぐらいによく見かける動物なので、鳩に置き換えてみるとおかしさが判りやすいかもしれません。

わたしもこういった遮り方をよくするので、たまに思い出して注意したいです。

忘れてしまうから話したい

ADHDのワーキングメモリ(作業記憶)は弱い、と言われています。
単純な記憶力ではなく、思考するための記憶容量が人より少ないんですね。

すると、思いついたことを話している間に忘れてしまいがちなのです。

なので、忘れる前に、思いついたときに話しておきたくなるんです。

一度に多くのことを覚えられない

ADHDの人はワーキングメモリが少ないため、複雑な仕事の指示を口頭で聞いても覚えきれていないことがあります。

途中で判らなくなってしまう

真剣に聞いていても、先に書いたような理由で注意力が維持できないと、話が途中で判らなくなってしまいます。
その結果、早合点して判ったことだけ処理して、結果ミスに繋がることもあるのではないでしょうか。

わたしの場合は、聞く振りだけは一丁前なので、わたしが話を理解していないことに気付いた相手は唖然とします。



重大なミスを防ぐために心がけること

「人の話を最後まで聞けない」ということは、大きなリスクがあります。
たとえば人間関係では、特にパートナーとの関係では、別れや離婚に繋がる可能性だってありますよね。
仕事でも、ミスを重ねれば最悪の事態だって起こりかねません。

そんな失敗を防ぐために、いくつか対策を挙げますね。

人間関係のつまずきを防ぐ

素直に特性を伝える

まずは、パートナーなど近い関係の人ならば自分の特性を素直に伝えてみましょう。
ADHDであると言うことに抵抗があるかもしれません。
その場合は「思いついたことを口走っちゃう癖がある、治したいけどなかなか治らない。」程度のことを言いましょう。

素直に謝る

次に、人の話を遮ったり失言したら、気付いた時点で素直に謝りましょう。
そのままにすることが最もやってはならないことです。

メールなどを活用する

ぼーっとしたり注意力が鈍いときは、記録が残るメールやLINEなどを活用しましょう。

相手の話を遮らないコツ

簡単なコツをふたつご紹介します。

ひとつは思いついたことを言うときの声量を小さく心がけること。
目標は声量ゼロ、つまり心の中だけでつぶやくことです。

ふたつめは、人と話すときは相手を主語に持って話をすること。
心がけていると、相手と関係のない話は「違う」と判断できるようになってきますよ。

仕事でのミスを防ぐ

会議など、仕事でのミスを防ぐには、口頭で指示をもらうだけではなく、メールや書面で貰うようにしましょう。

わたしは、メールでお願いするほか、口頭で指示を受けているときも遠慮せずメモ帳を出して細かいことでも書き残すようにしています。
そうすれば、細かい内容は覚えていなくても「指示があった」ことだけは忘れないので、不安があればもう一度確認することが出来、ミスを防ぐことが出来ます。

コメント

  1. Maria より:

    Camonneさん、こんにちは。いや~、冷や汗かきながらメモらせていただきました。

    「思いついたことを口走っちゃう」「人の話を最後まで聞けない」私の結婚生活は、そんな私を「面白がってくれる」夫がいてくれたからこそ30年近くも続いているのだ…!と、今更ながら、夫の存在のありがたさを噛みしめております。

    あ、のろけるつもりで書いたのではありません(汗)。これまでは人間関係につまずくたび逃げてばかりいましたが、逃げているばかりでは何も変わらないことにようやく気づいたのです。世の中、私を「面白がってくれる」人ばかりいるわけではないという現実をきちんと受け容れ(そして自分も受け容れ)、「ちょっとドジだけど可愛いおばあちゃん」目指して、生きていきたい…そんな心境に至りました。

    まずは、相手の話を遮らないコツ、夫に対して実践してみます。

    • Camonne より:

      Mariaさん、いつもありがとうございます。
      素敵な旦那様ですね!

      わたしも場合も、うつやおっちょこちょいぶりを受け止めてくれるパートナーがいたので
      ここまでやってこれたんだと思って感謝しているし、信頼しています。

      「ちょっとドジだけど可愛いおばあちゃん」良いですね!
      わたしもそうなりたいと思います。