うつの原因と言われるセロトニンって一体どんな働きをするの?

うつ病だと診断されたときセロトニン不足が原因だと知って、必死にセロトニンを増やす情報を集めました。
ところが、増えすぎてもダメなのだそうです。
セロトニンの働きについて整理してみました。

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セロトニンは調整役

セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンの3つを合わせて三大神経物質と言います。

単純な表現ですが、ドーパミンは快感、ノルアドレナリンは危機を感じさせる物質ですが、それぞれ暴走しやすい特徴を持っています。

お酒を更に飲みたくなるのはドーパミンが分泌されもっと「快感」を求めるから。
どんどん怒りが増していくのはノルアドレナリンが分泌されているから…なんですね。

じゃあ、セロトニンは何するの?ということですが、ドーパミンとノルアドレナリンが分泌され過ぎないように抑える役割を持っています。

三大神経物質の3者がバランスよく働くことを、セロトニンはサポートしているんですね。

メリットは何?

バランスを取る役割があると判りましたが、セロトニンが適切に働いたとき、どんなメリットがあるのでしょうか?

ひとつは、精神の安定です。

三大神経物質がバランスよい状態を保つことで、穏やかに過ごすことが出来ます。

また、ストレスに対しても強くなる、と言われています。

確かに、「調子がいいな~」と感じる時は多少嫌味を言われても何とも思わないですよね。
逆に調子が悪いとき、「虫の居所が悪いとき」など言ったりしますが、些細なことでも怒りが収まらないこともありますよね。
そんな時は怒った本人も落ち着かないですよね。。。

この「調子」こそが、そのバランスなのかもしれませんね。

セロトニンが不足すると

セロトニンが不足すると、バランスが崩れぼーっとしやすくなる、うつっぽくなる、パニックを起こしやすくなるのだそうです。
感情の振れ幅が大きくなるんですね。

女性は男性に比べて量が少ない

実は、セロトニンの量は、男性に比べて女性の方が少ないのだとか。
それが理由かどうかはまだ明らかになっていませんが、うつ病を訴えるのは女性の方が多いそうですよ。

更に、片頭痛もセロトニンが影響している、という説もあるようです。
片頭痛に悩む人の8割は女性なのだそうです。
ズキンズキンと責めてくるようなあの痛み、辛いですよね。

セロトニンが過剰になると

薬の効果などでセロトニンが増えすぎると、精神が不安定になったり、身体的に発汗や発熱などの症状が表れることもあるそうです。
その状態は「セロトニン症候群」と呼ばれています。
特に抗うつ剤を服薬されている方は、違和感を感じたらすぐに主治医に相談するようにして下さいね。

最後に

セロトニンは心身にとってとても大事な物質なんですね。
うつのときは、「増やさなきゃ」とばかり思い込んでいましたが、居心地よく過ごすためにはバランスが大事であること、を今回学びました。
目に見えるものではないですが、意識していきたいですね。

参考書籍:
ナツメ社『脳のしくみ』