朝起きられない!ADHDの人に多い睡眠障害の特徴と原因

ADHDの人の多くは睡眠障害を抱えていると言われています。
星野仁彦著「知って良かった、大人のADHD」によると、グロスの調査によれば、ADHDの人の71%は寝付きが悪く、88%の人が寝起きが良くないという結果が出ているそうです。(p144)
わたしも以前は常に睡眠不足で眠く、朝起きられない日がよくありました。
最近は夜の睡眠の摂り方が判ってきたので、朝起きられないということは殆どありません。
ADHDの睡眠障害にはどういった特徴があるのでしょうか?
その原因と、簡単な対策をまとめてみました。

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24時間サイクルに身体が合わない

人間の身体の睡眠と覚醒のリズムは、実は25時間サイクルということは良く知られていますよね。
1日は24時間なので、そのままだと毎日1時間ずつ睡眠時間が遅れてしまうことになります。
ところが、太陽の光を浴びたり活動をすることで、その1時間のズレを修正する機能が一般的には身体に備わっているんです。
だから、1日24時間の長さに合わせて生活をすることが出来るんですね。

概日リズム睡眠障害

ところが、そのズレを修正する機能が鈍っている人がいます。
そういう人は、日が経つにつれて寝る時間が遅くなり、朝方に寝て夕方に起きる、という睡眠リズムになってしまったりします。
時間のズレをうまく調整できない病気を概日リズム睡眠障害と言います。

ADHDの人にも多いそうですが、この障害に該当する人は、そもそも睡眠リズムを一般的な夜寝て朝起きるというサイクルに整えることが難しく、無理に合わせようとすると夜寝られなかったり、昼間の眠気が強くなったりする可能性があります。

夜、休めていない

ADHDの人の体内の睡眠リズムが崩れやすい理由に、夜更かしをしてしまうことが挙げられます。
目的もないのにテレビをだらだらとザッピングしながら見ていて遅くなってしまったこと、誰しもが経験していますよね。
ADHDの人は、やっていることをなかなかやめられない特徴があり、夜のTVからそのまま夜更かしにつながってしまう恐れがあります。

また、睡眠時無呼吸症候群を併発しているADHDの人も多いそうです。
寝ている本人は気が付かない病気なので、注意しようがないかもしれませんが、一人で寝ている人はその可能性も心に留めておいてくださいね。

その他も、ADHDの治療のために飲んでいる薬の副作用で、不眠に悩まされることもあるそうです。

概日リズム睡眠障害以外にも様々な要因が影響している可能性があるんですね。

昼間、猛烈に眠くなる

お昼ご飯を食べた後、眠くなりますよね。
それは、食後に血糖値が急激に上がるからなのだそうです。
ただ、我慢できなくて寝てしまう人は睡眠障害を疑った方が良いかもしれません。

夜、眠れていないから

なぜ昼間眠くなるのか。

簡単な答えですが、先に書いたように「夜眠れていないから」眠くなる、という可能性も高いですよね。
まずは、夜、眠れるように工夫したいですね。

刺激が少ないから

ADHDの傾向がある脳は「報酬回路」と呼ばれる機能のはたらきが鈍く、普段から「やる気が出ない」などの感情に見られる覚醒レベルが低い状態であることが多いです。
つまり、日中に刺激のない「つまらない」「飽きた」状態になると、それだけで眠気に襲われてしまうことに繋がります。

最後に~睡眠は生きる基本

わたしは、小学生の頃から「寝すぎ」「朝起きられない」「夜寝付けない」ことに悩まされ続けてきました。

以前は「とにかく長時間寝る」ことを意識していたのですが、最近は、睡眠の質も気にするようになってきました。

睡眠リズムは1日だけで決まるものではありません。
昨日・今日・明日と繋がっていくものです。

布団に入る時間を決めて、用事はそれまでに終える。途中でも止めて寝る。
昨日寝不足を感じたら今日はしっかりと寝る。
夢で疲れた翌日は薬に頼る。

そう心がけていると、7時間ほどで睡眠時間が安定してきました。

朝は苦手ですが、会社に遅れるほどではありません。(それでもたま~に15分ほど遅刻しますが)
睡眠について悩みがある人は、まずどんなときに眠気が出るのか、など状況を振り返ってみると良いと思います。

状況が判れば、対策を考えられるかもしれません。
Hope you have a good sleep.

参考文献